なぜ蜂の子を食べるの?

なぜ蜂の子を食べるの?

アジアにあるタイ王国へ行ったことのある方は、もしかしたらお料理に蜂の子が出てきたのではありませんか?蜂の子とは文字通り蜂の子どものことで、タイではよく食されています。一流ホテルでもメニューに使われているほどで、庶民からセレブまで幅広く食べられています。

実は、日本でも蜂の子を郷土料理に使っている地域があります。岐阜県や長野県、愛知県や静岡県などです。意外と多いですよね。蜂の子は山間部で獲れるため、山の多い県では郷土料理に使われています。

では、なぜわざわざ蜂の子どもを食材として使うのでしょうか?これは蜂の子の豊富な栄養にあります。蜂の子には、必須アミノ酸やミネラル、脂肪酸などが含まれています。

必須アミノ酸は、筋肉を増やしたり疲労を回復する効果があります。脂肪も燃やしてくれるため、ダイエットにもなります。精神機能にも働きかけるので、うつ病の改善にも役立ちます。

ミネラルは身体をつくる必須の栄養素です。酵素を活性化させ代謝機能をアップさせます。ビタミンが本来の効力を発揮するようサポートする役割もあります。

脂肪酸とはリノレン酸やリノール酸が含まれています。これらは、生活習慣病を予防したりアレルギー症状を軽くしたりします。

また、古来より蜂の子は衰弱している人や内臓機能が低下している人へ、元気を補うものとして薬のように扱われてきました。それが現代の名残りであり、各地域でも普通に食されている理由です。

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